欧州建材規制のためのVOC放出試験

概要

EUでは、屋内環境で建材が健康に安全であることを保証するために、EU域内で販売する製品では義務となるCEマークの取得を要件とするようになりました。 欧州全体を通じて揮発性有機化合物(VOC)の放出で使用される試験法は調和されましたが、加盟国ごとの受け入れレベルには今でも多くの相違点が残っています。 ULはVOC放出では独自の認定基準を持っており、(最も広く採用されている)ドイツのAgBBおよびDIBt、ならびにフランスのA+規格など、どの国際製品放出規格に基づいても適合性の判定を行うことができます。

定義

製造者がグローバル市場で競合に打ち勝つには、自社製品が屋内環境で安全であることを示す必要があります。 EUでは、建材規制(CPR)により、建材は建物内の居住者の安全を脅かしてはならないことが規定されています。 各国は独自の承認ガイドラインを開発しています。 ドイツでは、AgBBスキーム、建材からの揮発性有機化合物(VVOC、VOC、およびSVOC)放出の健康に関わる評価が2000年に初めて発行されました。 現在、AgBBスキームは、床材や壁材など、建材の健康に関わる評価のためのドイツ建築技術協会(DIBt)国家技術承認ガイドラインに含まれるようになりました。

フランスでは、環境懇談会が定めた法律により、屋内に実装される建材ではラベリングを必須の要件にしています。 製品にはTVOCおよび特定のVOCについて測定した放出レベルに応じてラベルが付けられます。 建材には、最低の放出量を示すA+から、限定された用途でしか使用が許されない、最高の放出量を示すCまでのラベルが付けられます。

これらの規制との適合性を判定するプロセスには、28日間に渡る動的エンバイロメンタルチャンバー試験を使用するVOC、TVOC、およびSVOCの個々の放出量の測定が含まれます。 曝露レベルはEU参照ルーム内でモデル化されており、各国の健康ベースのガイドラインと比較されます。

メリット

国際的な事業の場合、国際規格を理解し、適合させることは大変な作業です。 ULは、製品放出試験における最も経験を積んだ信頼できるブランドの1つとして国際規格を総合的に理解しており、多数の既製との適合性を示すために、製造者のパートナーとなって製品放出試験および報告を調和させることができます。 これにより製造者は、製品放出試験を合理化しコストを最小限に抑える単一のエンバイロメンタルチャンバー試験から、包括的な報告を取得することができます。

自社製品に対して製品放出試験を実施することによって、製造者は市場で自社商品を差別化することができるので、サステイナブルな製品を必要としている新しい意思決定者および消費者に届くことができます。


試験報告書


このサービスが適用される製品

建材、家具、仕上げ材などの製品は、屋内環境で使用されます。

該当規格

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